ワンルームマンション購入したら確定申告はするの?

Q&A15選
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不動産投資をはじめると合わせてついてくるのが会計処理と確定申告になります。節税効果も会計処理をして確定申告をしないと発生しません。

サラリーマンであれば確定申告をすることが少ないためと面倒くさいと思います。しかし、ワンルームマンションを所有することは、新たな所得ができるため確定申告は避けて通れません。

確定申告を行うということは、経費や税金について知る必要があります。会計処理や確定申告は自分で十分できます。経費・税金、確定申告についてしっかり知識を付けて下さい。

確定申告か

面倒くさそう。。。

不動産は不労所得と言われますが、所得が発生するので納税は義務です

普段は、経費もわずかですし、手間は年に一度の確定申告ぐらいです!

不動産所得による確定申告

不動産所得がある場合は原則、確定申告による納税が義務となります。不動産所得が赤字の時または、20万円以下の時は確定申告が不要です。

仮に12月に物件を購入した場合は、12月に発生した諸経費と日割りの賃料を計算すると赤字であり当然20万円の所得はありません。この場合は確定申告は不必要ですが、確定申告をしないと損をすることになります。

不動産購入の多額の諸経費を計上することによりサラリーマン所得と損益計算され節税効果が生まれます。不動産経費は、初年度が購入経費と毎月発生する運用経費で一番経費総額が大きくなり節税効果が大きいです。


確定申告の元となる会計処理は、事業開始日つまり物件購入日からはじまります。会計ルールから経費は発生日に計上することになります。よって、購入時にはすでに会計処理と確定申告の基礎知識は必要になります。

確定申告の種類

確定申告には、青色申告と白色申告と2種類あります。2種類の違いは、簡単に言うと特典があるかどうかです。特典の一つは、所得控除で節税メリットとなります。青色は、節税メリットがありますが白色にはありません。

青色申告のメリット
  • 青色申告特別控除(65万円、55万円、10万円)
  • 純損失の繰越や繰戻
  • 青色事業専従者給与
  • 少額減価償却資産の特例
  • 貸倒引当金を計上

青色申告は、開業届と青色申告承認申請書を提出しなければなりません。青色申告の中でもまた2種類に分かれます。不動産賃貸業では、事業規模によって分かれます。事業規模とは10室もしくは5棟以上あると要件満たしていることになります。

開業届は、全自動のクラウド会計ソフトのfreeeで無料で作成するサービスがあります。無料で使える開業書類作成サービス「開業freee」がお勧めです。

事業規模があり、複式簿記による損益計算書と貸借対照表を作成し電子申告または電子帳簿保存を行うと65万円の青色申告特別控除が得られます。

この条件を満たさない時の青色申告は、簡易簿記で損益計算書を作成すると青色申告特別控除が10万円となります。簡易簿記とは、こずかい帳程度でいつ・何に・いくら使ったくらいのものになります。


1区画ワンルームマンションであれば、青色申告を行い10万円の特別控除を受けることをお勧めします。たった10万円の節税かもしれませんが、どうせ収支管理をすることになるので申請書類を提出し青色申告を行ってください。

確定申告の期限

確定申告は、毎年1月1日から12月31日までに得た所得を翌年2月16日から3月15日まで行い、所得税を納付することになります。

この期限を過ぎると期限後申告と言い、納税額がある時には無申告加算税が加算されます。期限後、税務署からの指摘の有無や金額により加算税率が変わってきます。悪質の場合は重加算税が課されることもあります。

納税は、みなさんが小学生の時に学習した国民の三大義務になります。ワンルームマンション投資で不動産所得がある時は確定申告を忘れずにして下さい。

12月に物件を購入すると翌年すぐに確定申告の準備がはじまります。投資の勉強からすぐに確定申告の準備となるので基礎的な知識は勉強して下さい。

会計処理の知識

事業規模になく青色申告で簡易簿記を行うにも最低限の経費や税金の知識はあった方がいいです。

簡易簿記は、小学生が作るこずかい帳程度の簡単なものです。税金や経費に強くなることによりお金の知識が増え投資の運用に対する能力が上がります。ふるさと納税やiDeCoなどの節税の仕組みもわかってきます。

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会計処理・確定申告に不安な方

減価償却やその他の経費の会計処理、一年間の経費管理を考えると少し不安な方は、ネットで会計処理から確定申告まで出来る全自動のクラウド会計ソフト「freee(フリー)」の使用をお勧めします。

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freeeは、確定申告の時期にTV CMもやってましたね。

不動産投資に関わる経費

不動産購入・賃貸事業に関わる経費の範囲は決められています。事業規模になると当然経費の範囲は違います。ここでは、個人使える範囲で記載します。

確定申告した経費の領収書は、基本保存することになります。青色申告の場合は原則7年、白色申告の場合は、原則5年となります。状況により保存期間が異なるので必要に応じて確認して下さい。

近距離交通費などは、領収書がないことが多いので日付・交通手段・乗車降車駅などをメモとして記録します。経費は、あくまでも賃貸事業に関わる経費だけになります。

初年度のみ計上される主な経費
  • 仲介手数料(中古物件で不動産仲介会社を利用したとき)
  • 税金:登録免許税、不動産取得税、印紙税
  • 司法書士への手数料
  • ローンの手数料
運営管理の主な経費
  • 減価償却費
  • 税金:固定資産税、都市計画税、事業税
  • 損害保険料:火災保険料・地震保険料
  • 修繕費
  • 修繕積立金
  • 管理費
  • ローンの利子
  • 交通費
  • 新聞図書費
  • 通信費

まとめ

ワンルームマンション投資をはじめると不動産所得が発生するため確定申告は原則、義務となります。購入・運営管理に関わる会計処理を行い確定申告します。

そして青色申告を行い、青色申告特別控除を受けることをお勧めします。経費と税金の知識がある方が投資の成功に繋がりますのでしっかり知識を付けて下さい。

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