ワンルームマンション投資において1階の物件を購入するのは議論があるところになります。議論なるということは、1階でも購入するメリットがあり必ずしも否定されるものではないからです。
入居者ニーズを考えると2階以上を希望する人は多いのも事実ですが1階を選ぶ人・1階でも構いませんという人もいるのも事実です。
私は、1階の物件を一つ所有しています。これは3軒目に購入した物件となります。1軒目では、入居者ニーズから空室率を下げ投資を成功させることを優先に考えて1階は検討していませんでした。
1軒、2軒とワンルームマンションを所有し投資と経営について知識と経験ができたので3軒目は、この物件あれば1階でも大丈夫だと判断し購入しました。
1階の物件購入・入居者のメリット・デメリット
投資の観点から
ワンルームマンション投資の観点から考えると物件価格・空室リスクが抑えられ利回りがよくなるなら投資物件としてはむしろ1階はお勧めとなります。
ワンルームマンションを実際に見てみると生活している人がいるのが分かります。初めての投資では、リスクを避け1階がお勧めしませんが知識がある方であれば決して排除することなく検討して下さい。
入居者の観点から
実際に生活をする入居者の立場から考えてみると投資の立場とは異なってきます。入居者は、物件の質が変わらず少しでも安い家賃であればむしろ歓迎します。学生や給料が安い若者にとっては固定費として出ていく家賃は少しでも安い方がいいに決まっています。
家族と生活することのない単身者は、平日の日中は学校や会社に行っておりワンルームマンションでの生活は夜がメインとなります。
日当たり・眺望・外からの目線などの気になるところも夜中心の生活では1階でも大きな問題となりません。
入居者のニーズから考えると1階の物件でも、南向き・日当たり良好・風通し良好・窓越しの眺望が抜けており、かつ一目が気にならない立地であればデメリットがなくなります。
安全に関しても部屋の前すぐが歩道や道路でなく一定の距離があり侵入が出来ない作りになっているオートロック物件ではリスクが下げられます。女性は、安心安全の優先順位は高いですが男性はそこまで拘らないことが多いです。
私の所有ししている物件は、上記のように南向きで前が駐車場となっており窓越しの景色が抜けています。部屋の前に歩道や道路もなく区切られており外からの侵入に対しても一定の安全対策がなされています。
私は、限られた購入資金の中で優れた物件を選んだ結果1階の物件を購入しました。1階は、確かにデメリットもありますが、物件しっかり自分の目で繰り返し確認しデメリットをカバーできるのであれば投資対象としては問題ないです。
1階物件は妥協せずに入居者ニーズを満たすときだけ購入を検討して下さい。1階は空室リスクが2階以上の物件と比べ高いので厳しい基準が必要です。
よく考えれば一軒家やアパートでは普通に1階に住んでるよね!
そうよ!世の中1階に住んでいる人も沢山いるわ!
投資としてメリット・デメリットを理解し注意深く検討する必要があるってことだけね!
物件によっては、いい投資対象になることもあるしね!
参考 私の購入した物件の価格表
南向き 専有面積25.67㎡ 消費税を含む販売価格
8F | 2,137 | 2,064 | ||||
7F | 2,126 | 2,044 | 2,044 | |||
6F | 2,033 | 2,023 | 2,023 | 2,023 | ||
5F | 2,064 | 2,002 | 2,002 | 2,002 | ||
4F | 2,002 | 1,981 | 1,981 | 1,981 | 1,981 | 1,981 |
3F | 1,981 | 1,960 | 1,960 | 1,960 | 1,960 | 1,960 |
2F | 1,960 | 1,940 | 1,940 | 1,940 | 1,940 | 1,940 |
1F | 1,898 | 1,888 | 1,888 | 1,888 | 1,888 | 1,888 |
物件価格表は、前オーナーより譲って頂きました。他の部屋の家賃相場は管理会社や不動産物件紹介サイトの情報を参考にしています。
物件価格は、価格表のように階が上がるにつれて価格は上昇します。一棟の建物で考えれば、日当たりや眺望などを除き室内設備で比較すると同じ品質で価格が安くなるメリットがあります。
まとめ
ワンルームマンション投資において1階物件の購入は、購入価格も安く利回りも悪くないのでメリット・デメリットを踏まえ検討して下さい。
1階購入の際は、入居者のニーズとなる日当たり・風通しのよい南向きや人目が気にならない立地で安全安心が確保させているなど厳しい条件を満たしたときだけ購入の検討をすることをお勧めします。